長岡亮介TECUM「数学の世界」youtubeで学ぶ(1)

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数学の世界へようこそ 長岡亮介からのメッセージ(2020年)

第1に数学は大学入試のためにやるというものではないということです。しかしながら、第2に数学の勉強で鍛えられた力は人の思考力のを基盤として重要な役割を果たす。そういう基盤となる力を形成する上で数学というのは最適な科目であるということです。数学があらゆる学校の中で重要な位置を占めてきたのは、その人の人間性を豊かにする、その人の指導的な人材としても活躍を保証するそのために必要なものであるということです。第3に鉄は熱いうちに打てということです。特に私は中学3年生から高校1年生くらいあるいは高校2年戦前半くらいまでの最も人間の知性が弾力的でしなやかに発育するその時代に、ちょっとくらい難しくても数学と格闘するという経験がとても大切さという風に考えています。

2次方程式は究極のところ x ^2=定数
例えば x ^2=9、x ^2=2、そういう方程式に還元できるということですね。
このことこそが2次方程式論の最大のポイントでありまして、因数分解を使うとか解の公式を使うとか、そんなのはどうでもいいわけです。

実は放物線を表す y=ax^2+bx +c は、y= ax ^2というものを単に平行移動しただけのものにすぎないです。
さらにy= a x ^2とあらわされる放物線は、y= x ^2という放物線を、原点を相似の中心として相似に拡大するとか縮小するそういう変形をしただけです。
本質的には2次関数は、y= x ^2だけであるといってよい。

私に言わせると解と係数の関係くらい高校1年生で、いわば集合と論理を学ぶ一番 初々しい 知性を鍛えるところで学習させるのに適した内容だと、いうふうに思います。もちろん決して易しいと思いません。

鉄は熱いうちに鍛る、そして勉強は能力に応じてできるだけまとまって、体系的に勉強する方がその人のためになる、苦労がその人の身につくという意味で、体系的な教材というのを、学習指導要領にはあえて反して作った、あるいは作ろうとした作りかけのものが、このシリーズものです。
 足りないものはいっぱいありますけれども、しかしこれだけでもみなさんにとって勉強への良い指針となるのではないかと、いうふうに私は信じています。そして皆さんがこれを利用してさらなる勉強を、自分自身で切り開いて言ってくださることを期待しております。

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